富岡市の本城寺では、毎年11月12日に御会式(おえしき)と鬼子母神大祭(きしぼじんたいさい)を盛大に開催しています。
その概要についてご説明させて頂きます。
目次
御会式
御会式は「おえしき」と読みます。
御会式とは「日蓮聖人の命日に合わせた法要」です。
本城寺は日蓮宗のお寺であり、宗祖は日蓮聖人です。
日蓮聖人は1282年10月13日に亡くなりました。
世界中に日蓮宗のお寺がありますが、そのお寺の多くは毎年10月13日(日蓮聖人の命日)に日蓮聖人への感謝の気持ちを込めて法要を行います。
特に有名なのが池上本門寺のお会式ですね。
毎年10月12日のお逮夜(おたいや・日蓮聖人の命日の前夜)に合わせて、盛大にお祭りが行われます。
そして翌日13日の早朝に御会式が大堂にて行われます。
富岡市の本城寺では10月13日ではなく、11月12日の午後2時に法要を行っています。
地方のお寺では都市部のお寺よりも行事を一ヶ月遅れで開催する慣習がある為です。
富岡市の本城寺では交通規制が行われ露天商も出る大規模な御会式が行われますが、本来の御会式は法要で、法要が一番重要。
多くの場合は露天商などは出ずに、法要だけが行われます。
鬼子母神大祭
御会式が11月12日に行われるのと合わせて、本城寺では鬼子母神大祭(「きしぼじんたいさい」と読みます)を行っています。
鬼子母神様は仏教の守護神の一人であり、日蓮宗の経典である「妙法蓮華経」を修行する人を守護して下さる神様です。
ですので、多くの日蓮宗のお寺で鬼子母神様を祭っており、本城寺もその一つです。
鬼子母神様には子供が500人いて子だくさんである事から、子育てや安産の神様としての側面も持っています。
その為、鬼子母神大祭ではお子様の元気な発育を祈って、ご祈祷を行っています。
ご祈祷の対象となるお子様は小学校入学前のお子様(満6歳以下)で「お取子」と呼ばれます。(「おとりこ」と読みます)
お子様の元気な発育を祈願するご祈祷は小学校に入学するまで毎年受けて頂けます。
お取子のご祈祷料は2000円になります。
新規のお取子にはお名前の書いた木札と紙のお札がご祈祷後に渡されます。
二回目以降のお取子には紙のお札がご祈祷後に渡されます。
木札はお取子を卒業するまで、ご自宅にてお持ちください。
紙のお札は毎年、ご祈祷を受ける度に新しいものをお渡しします。
古い紙のお札は、境内にご供養する為の箱を設けておりますので、そちらに入れて下さい。
ご祈祷の受付は11月12日の午前10時から午後8時までです。
よくある質問
11月13日は御会式・鬼子母神大祭は行っていないの?
本城寺の御会式・鬼子母神大祭は11月12日に行っています。
11月13日には行っていません。
露天商は何時から何時まで出るの?
露天商は正午から午後9時頃まで出店しているお店が多いです。
(営業時間は各店舗の裁量ですが、交通規制が正午から午後10時までとなっている為、その時間に合わせた営業となっているようです)
交通規制は何時から何時まで?
交通規制は正午から午後10時までです。
交通規制の範囲は?
交通規制の範囲は下記の図の通りです。
西:扇屋菓子店様まで。
南:桜井司法書士事務所様前まで。
北:富岡警察署横のT字路交差点まで。