暑い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、もうすぐお盆がやってきます。
今回はご先祖様をお迎えする準備として、日蓮宗の「精霊棚の飾り方」についてご紹介したいと思います。
精霊棚
①ほおずき・笹竹
ご先祖さまの道案内となるように、灯明(とうみょう:神仏に供える灯火)の代わりにほおずきを吊るします。
ほおずきは形が提灯に似ているので、飾るという説もあるようです。
また両脇に笹竹を立てて、「この中にご先祖さまが来られる」という結界を表します。
②お供物
ご霊前には野菜や果物をお供えします。
個人やご先祖さまが好きだったものをお供えするのもいいでしょう。
③真菰(まこも)
盆棚・精霊棚の上に真菰(まこも)を敷き、ご先祖様へのお供え物を置きます。
ござのようなものです。
④溝萩(みそはぎ)
綺麗な水を器や蓮の葉に入れ、みそはぎの花を束ねその上に置きます。
そしてみそはぎに付いた水を⑤の水の子に振りかけます。
これは煩悩を鎮めるためだと言われています。
⑤水の子
ナスやキュウリをさいの目に切った物と洗ったお米を混ぜて、蓮の葉の上に盛りつけます。
④のみそはぎと同じく、煩悩を鎮めるためのお供え物として伝えられています。
⑥キュウリの馬とナスの牛
キュウリの馬は、ご先祖さまが少しでも早く帰って来て頂くために、ナスの牛はゆっくりお戻り頂くためにお供えします。
以上、一般的な「精霊棚」の飾り方でした!
地域や宗派によっても飾り方に違いはありますが、ぜひご参考にしてみて下さい。
お施餓鬼法要
そして8月16日に例年通りお施餓鬼法要を行います。
お時間のある方はぜひご参加下さい。
お施餓鬼についてはこちらの記事をご参考に。
毎年お施餓鬼の後に、灯篭流しと打ち上げ花火を行っていたのですが、
諸般の事情により、昨年より取り止めとなりましたので、今年もありません。
何卒ご了承下さい。
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